2025年10月24日公開
今回は、私が訪れたフランク・ロイド・ライトの名建築「自由学園 明日館」と、彼が日本で使用した大谷石の採掘所「大谷資料館」の体験を通じて、空間と素材の美しさ、そして弊社が取扱いする床吹出口の魅力についてについてご紹介します。
東京都豊島区に佇む「自由学園 明日館」は、ライトが日本で設計した数少ない建築のひとつ。1921年竣工のこの建物は、幾何学的な構成と水平ラインの美しさが際立ちます。
館内に足を踏み入れると、木の温もりと空間を包みこむ柔らかな光を肌で感じられます。
通常の見学に加え、夏のビアテラスや、当時生徒が食事をしていた食堂でランチが楽しめる年4回の〈明日館レストラン〉など、季節ごとのイベントも充実しています。重要文化財として保存される歴史的建築の中で開催されるイベントに足を運び、感性を磨き、創造性を刺激する「建築的教養の休日」として過ごすのはいかがでしょうか。
提供:自由学園明日館様
ライトが日本で使用した代表的な素材のひとつが「大谷石」。その採掘所である「大谷資料館」(栃木県宇都宮市)にも私は足を運びました。
地下30mに広がる巨大な採掘空間は、まるで神殿のような荘厳さ。CMや名だたるアーティストのMVでもロケ地としてよく使われています。
大谷石は、その柔らかさゆえに加工性が高く、青緑色の色味と斑点模様が特徴的で、自然素材ならではの個性と温かみを空間に与えます。しかし加工性に優れる一方で、耐久性には注意が必要です。
アクセスはJR宇都宮駅からバスで約30分。近隣にはきれいなレストランやお土産屋さんがあります。大谷石のコースターなども購入可能でした。
採掘場を見た後、宇都宮駅付近で美味しい餃子を食べて帰るコースが筆者のおすすめです!
出典:大谷資料館様
自由学園明日館には、弊社の一般置換換気吹出口「Q-R」等が採用されています。これらの吹出口は、空間の意匠と調和しながら、快適な空調環境を提供する設計が特徴です。設備が目立ちすぎることなく、空間の美しさを保つ——そんな設計を目指す皆さまに、きっとお役に立てるはずです。意匠と機能の融合をお考えの際は、ぜひご検討ください。
重要文化財 自由学園 明日館 https://jiyu.jp/
大谷資料館 – 大谷石の歴史と巨大地下空間 http://www.oya909.co.jp/