第21回 天井デザインと空調性能の両立は可能か?―オプティクリーンが叶える意匠性と快適性―

2025年12月23日公開

建物の設計において、意匠性と快適性の両立が重要なテーマとなります。しかし、従来の空調吹出口は大型で目立ち、デザインを損なうだけでなく、風による不快感や吹出口の汚れといった課題もありました。 

オプティクリーンとは?

オプティクリーン(Opticlean)は、天井パンチング吹出口として、意匠性と性能を融合したソリューションです。従来の給気吹出口に求められる要件を一つにまとめ、デザイン性を損なわず、快適な空気環境を提供します。

※画像をタップすると大きく表示されます。

デザイン性の特徴

天井面にフラットに収まる設計で、標準仕様は直径2.8mmの丸穴を45度角千鳥状に配置し、一般的な天井パネルと自然に調和します。 

※オプティクリーンは赤枠で示した箇所に設置されています。上記写真ではグリット天井全体に設置されているわけではなく、一部のパネルのみが対象です。 

さらに、着色や木目調のUVプリントなど、空間デザインに合わせたカスタマイズも可能となります。 

※写真は海外の事例となります。 オプティクリーンは黄色の箇所となります。 

 

 

快適性の特徴

 

吹出口全体から低速かつ均一に空気を供給し、室内の空気を緩やかに誘引します。

室内空気を誘引することにより、供給空気の風速と室内空気との温度差を急速に減少させ、ドラフト感のない快適な空間を実現します。 

従来の吹出口と比較して、室内空気が吹出口表面に触れない為、室内空気を誘引しても汚れにくい、結露しにくい気流t特性となっています。

低騒音・低圧損失を両立し、省エネにも貢献します。 

最後に

真下にいてもドラフトを感じにくいため、最近では美術館の収蔵庫やオフィスにおいても、検討いただいています。

弊社実験室では、気流試験を実際に体感いただくことも可能です。 

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