2021年02月26日公開
REHVA・ASHRAEはそれぞれ欧州・米国での空調衛生・換気に関わる学会で、様々なカンファレンス・展示会・ガイドライン・ガイドブック・雑誌・セミナーによって情報発信・交流・教育を行っています。このコラムでは海外の学会の中で主に上記2学会の活動について紹介していきます。
1回目の今回は既出のコラムでも紹介しております新型コロナウイルスについて同学会が発信している情報を紹介致します。
随時アップデートされている状況ですので、最新情報は各学会のHPを都度ご確認ください。
2021年2月26日時点で4回目の改訂版ガイダンス¹⁾まで発表されています。特に2020年11月の4回目の改訂の際には、居住者に対してどの程度の換気量があれば感染リスクをどの程度減らすことができると具体的な記載が追記されました。また、日本でも感染リスク低減の指標となりつつあるCO2濃度と換気量による室内環境の状態指標についての記載もあります。
ガイドライン以外にも以下のような情報発信・掲載があります。
・感染リスク計算ソフト
・トレーニングコース(オンライン)
・Webinar
・FAQ(よくある質問集)
ASHRAEではREHVAと異なり統一されたガイダンスを更新していく形を取っていませんが、下記の通り様々な形で情報発信しています。
・空気感染に関する意見書(2020年2月、4月)²⁾ ³⁾
・建物におけるCOVID-19とHVACの関係に関する声明(2020年4月)⁴⁾
・建物における再開ガイダンス(2020年5月・8月、2021年2月)⁵⁾ ⁶⁾ ⁷⁾
・学校、大学向け再開ガイダンス(2020年7月)⁸⁾
・ラボ向けガイダンス(2020年11月)⁹⁾
以上の他にもREHVAと同じくWebinar、トレーニングコース、FAQがあります。
URL:https://www.ashrae.org/technical-resources/resources
また、2021年2月9日~11日にASHRAE Virtual Winter Conferenceがオンラインで開かれました。新型コロナウイルスについてのセミナーも多く開かれており、別コラムでご紹介します。
1)REHVA COVID-19 guidance:https://www.rehva.eu/fileadmin/user_upload/REHVA_COVID19_guidance_document_V4_09122020.pdf
2)https://www.ashrae.org/File%20Library/About/Position%20Documents/Airborne-Infectious-Diseases.pdf
3) https://www.hillgrp.com/wp-content/uploads/2020/04/pd_infectiousaerosols_2020-1.pdf
4)https://www.ashrae.org/about/news/2020/ashrae-issues-statements-on-relationship-between-covid-19-and-hvac-in-buildings
5)https://www.ashrae.org/about/news/2020/ashrae-offers-covid-19-building-readiness-reopening-guidance
6)https://www.ashrae.org/about/news/2020/ashrae-epidemic-task-force-releases-updated-building-readiness-guide
7)https://www.ashrae.org/about/news/2021/ashrae-epidemic-task-force-releases-updated-building-readiness-guide
8)https://www.ashrae.org/about/news/2020/ashrae-introduces-updated-reopening-guide-for-schools-and-universities
9)https://www.ashrae.org/about/news/2020/new-alternative-care-site-guidebook-available-to-help-respond-to-the-rising-need-for-hospital-beds-due-to-covid-19