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2020.11.16 すべて
第3回:従来方式とどう違うのか?
前の記事で床吹出方式と置換換気方式について簡単に説明しました。では従来の吹出方式とどう違うのでしょうか? 一般的なこれまでの吹出方式は「乱流混合方式」とも呼ばれています。一般的には天井に設置された吹出口から高速の気流を吹出して部屋全体の空気を撹拌し温度を均一化することを狙っています。 一方、床吹出方式や置換換気方式は人が滞在する居住域(一般に1.7m高さまで)を中心に空調を行いそれ以上の高さについては熱溜まりとなって良い、という発想の方式です。 人体やOA機器は熱を持っているので自然な上昇気流が起きます。その自然の力で熱や汚染物質は居住域から追い出そう、天井近くに追いやってしまおう、という考え方です。                                     乱流混合方式                  床吹出方式               置換換気方式  

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2020.11.13 すべて
第2回:床吹出方式と置換換気方式
前回の記事で触れた「床吹出方式」と「置換換気方式」について説明しましょう。 床吹出方式とは、床を二重床(OAフロア)にしてその空間を空気の通り道にし、二重床に設置した吹出口から空気を供給する方式です。 日本では当社が1980年代に紹介をはじめ、その後OAフロアの急速な普及とともに大規模本社ビルや庁舎、劇場などを中心に採用事例を増やしてきました。                                                                                      某所への採用例              丸型床吹出口 KB200-ORH-IST     吹出口の一般的な直径は200mmで、吹出した瞬間に室内空気を強く誘引することで風速は急速に減衰し居住者近くでは柔らかい気流になり、人やOA機器の熱が生み出す上昇気流とともにCO₂や汚染物質を部屋の上部に静かに押し上げてゆきます。OAフロアの位置を変えることでレイアウト替えにも簡単に対応できる、気流感がほしいところでは持たせることができる、等々の特徴があります。                                                           

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2020.11.10 すべて
第1回:withコロナ時代の空調・換気
新型コロナウイルスが世界で猛威を振るっています。当初、感染は接触感染、飛沫感染で起こるとされていましたが、ここに来て「エアロゾル(マイクロ飛沫)」による感染の可能性が話題になっています。エアロゾルとは5ミクロン以下の微小な飛沫で、それより大きな飛沫のように重力で落下せず、一定時間空気中を浮遊します。 距離を取ることやマスクをすることだけでエアロゾル感染を防止することは困難であり、「新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して」¹⁾に提言されている通り、「いかに換気を良くするか」が感染防止の焦点であることは間違いありません。

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